払わなきゃだめですか？

夕食後、水をじゃーじゃー出して皿洗いをしていたら、ピーンポーンと来客を知らせる音がした。
モニターで確かめてみると、知らないおじさんだった。が、過去にも何度か来たことがあって、私はことごとくスルーしていた。←

しかし、今回は電気もついているし、水音もするし、これで出なかったら明らかに居留守。そのせいか、今までは１度インターフォンを鳴らして出なかったら帰っていったおじさんが、２度目のインターフォンを押した。

仕方ない。出るか。

「はーい」
「あ、私、Ｎ●Ｋの受信料の～」

――げっΣ（´□｀;）

それで何度も来てたのか、このおじさん…。

やばい、と思いつつ、返事をしてしまった以上姿を現すほかなく、とりあえずテレビを消し、廊下のドアを閉めて、玄関のドアのチェーンを掛けたまま、隙間から対応。まあ、夜だし。

流れのままに身を任せていたら、当然ながら書類を書かされそうになる。そしてそのまま１回目の集金をここで行いたいらしい。ちっ。←
ＮＨ●なんて、引っ越してきてから１度も見たことないんですけど。（まじです）

どうしようかなぁ、と直前まで悩みつつ、書類を渡される寸前に私の口から出た言葉は、

「あの、すみません。うち、今はテレビないんですよ」

でした。←嘘八百

「４月に引っ越すときに、あんまりいいのがなくて…」

物凄く自信なさげな話し方が逆に嘘っぽくなくていいのかもしれない。←
あっさり信じておじさんは帰って行きました。←←

でも、私も完全なる嘘っぱちを並べたてるのは申し訳ないので、「今後買う予定は？」という質問には「買うつもりはあるんですけど…」って言ってみた。
そしたらおじさんは困って、「じゃあどうしようかな…」と言うので、つい焦って「でも意外とここまで無くてもやって来れたんで、どうしようかなと思ってて」と付け足してしまった。←
また来ます的なことを言って去っていったよ。それでテレビを購入されたら払ってくださいと。

うん…ごめんね、おじさん。

あとで母に電話して、「受信料払ってくれって言われたんだけど」って言ったら、「捕まったら払うしかないけど、ぎりぎりまで逃げとけ」だってさ。←
会わなきゃいいんだ、とも言われた。確かにね…。

基本的には嘘はつけない性格なので（←）、次におじさんに来られたらもう払っちゃうな…。