さあ出掛けよう

朝物凄く父に急かされて（そんなに急がなくったって…）、出てきたはいいものの、もうすぐ駅だという車の中で携帯を忘れたことに気付く。しかしもう戻るわけにはいかない。しかも父は無理だ無理だと全否定するばかり。
でも私は諦めなかった。諦めずに父の携帯から母に電話した。無理だ無理だと言う父の隣で。

それから私は切符を買い、もう一度送迎レーンに戻って来た。間もなく母は来た。間に合った。

私は走って駅へ戻った。電車に乗った。しばらくして電車は発車した。


それがここまで来るまでのエピソード。